名品図鑑-Vol.9-
Photo:Yamauchi / Edit:Kodama
CollectとSavil、そしてCOLLECT STORE(オンライン)のスタッフが、
それぞれの“名品”を語る連載企画『名品図鑑』。
私たちが長く愛用しているものや、心から惹かれ続けているものをご紹介します。
今回は、それぞれがどんな価値観で洋服を選び、なぜその一着を大切にしているのか。
そんな背景まで感じていただける内容になっています。
ぜひ最後までご覧ください!
国宝
Makino / Collect / Store staff
サブスクが解禁したということで、映画「国宝」を見ました。
その流れで、さらば青春の光のYouTubeで「国宝」を3人で1時間ずつ鑑賞して補完し合ったら泣けるのか?
という動画を見たのですが、映画を超えるくらいハマってしまい、
大好きな動画になりました(笑)気になる方はぜひ見てみてください(^^)
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変わりゆく、服選びの基準。
これまでの私にとって、洋服を選ぶ基準はデザイン一択した。
「かわいい!」「なんか変わってて素敵!」
そんなふうに、直感で気分を変えてくれそうなものに自然と手が伸びていました。飽き性で、刺激がないとすぐに退屈してしまう自分にとって、洋服は手っ取り早く新しい自分になれる魔法のような存在。
その一方で、固定観念が強いところもあって、「これは違う」と思ったものはスルーしてしまう頑固な一面もありましたが。でも、入社してから少しずつ、その基準が変わった気がします。そのきっかけになったのが、blurhmsの「2046D Chino Pants」。
それまでボトムスはスラックスやデニムを履くことが多く、チノパンはどこか年配の男性が履くイメージが強くて、自分が着ている姿を想像できず、なんとなく避けてきました。
ちょうど明るい色のパンツが欲しいなと思っていたタイミングで入荷してきて、まずIvoryの色味が純粋にかわいいなと思いました。
センタープレスが入ったきれいなシルエットに、光沢感のある生地。そしてどこかスラックスのような上品な雰囲気。「これなら自分でも履けそう」と思い、購入しました。
実際に履き始めてみると、見た目以上に快適で驚きました。
ガシガシ洗えるので、自転車通勤の私でも気兼ねなく履けますし、仕事終わりに急にご飯へ行くことになっても、汚れやにおいを気にせずに行ける。
さらにウエストはドローコード付き。
朝の準備がいつもギリギリで、ベルトを忘れてたまま会社に着いて「あちゃー!」となりがちな私は、何度もこのパンツに助けられました(笑)それまで自分が選ぶことの多かったボトムスは、着ると気分は上がるものの、お手入れが面倒だったり、生活をする上で気を遣うことが多くて….。
でも、このチノパンは気分も上がるし、とにかく快適。「こんな洋服もあるんだ」と、自分の中では新しい発見でした。その後、次のシーズンにBlackが発売されたので、迷わず買い足しました。
Ivoryは春夏に履くことが多く、無地の白Tやワンピースと合わせるのがお気に入り。明るい色を履くだけで、気分まで軽くなる気がします。
Blackはトップスも黒でまとめて、足元はミカエルを合わせたオールブラックのスタイリングが定番です。特に最近は、友達の家で小さい子どもと遊ぶ機会があるのですが、そんな日は自然とこのチノパンを選びます。
洋服を気にせず抱っこしたり、一緒に全力で遊べたりするのが、本当に楽しくて。これまで、実用性という観点で洋服を選ぶことはありませんでしたが、実際にそういうアイテムを着るようになってから、洋服に対する考え方が少しずつ変わってきた気がします。
見た目でビビッとくるアイテムも刺激的で楽しい。
でも、こういうベーシックなアイテムこそが毎日の生活を支えてくれているんだな、と気づかせてくれた一本です。 -
"自分らしく"着ること。
ニットワンピース / rus
こちらは、私が昨年初めて自分で購入したワンピース。
大阪のセレクトショップで出会った、スペインのニットブランド〈rus〉の一着です。購入のきっかけはいつも通り“見た目買い”。色やシルエットはもちろん、女性らしさはありつつも、やりすぎない、そのヘルシーさも惹かれたポイントでした。
「なんで今まで、ワンピースという王道アイテムを選んでこなかったんだろう?」とふと気になって、学生時代の写真を見返してみると、メイクや髪型、洋服まで、その時々で影響を受けたものによってだいぶ変化していました。
思い返してみると、当時は個性的なファッションに憧れていたこともあり、”王道”と呼ばれるようなアイテムは自然とは避けてきたんだと思います。学生の頃は、かっこいいなと思う人を見ては、「なぜこんなにおしゃれなんだろう」とひたすら考えていました。そうして見ていくうちに、背景にある音楽や映画、アートといったカルチャーを、自分なりにファッションで表現していることに気づいたんです。
例えば、色白で上品な雰囲気のお姉さんが、ナチュラルメイクに古着のバンドTシャツを着て、黒のスラックスやブラックデニム、足元はCT70を合わせている。
そのアンバランスさがすごく新鮮で、「清楚な人は清楚な服を着るもの」と思っていた当時の私には、ちょっとしたカルチャーショックでもありました。そんな中で、ある人が何気なく話していた「着ている服と、その人のパーソナリティは乖離してはいけない」という言葉。
おしゃれな人を必死に真似して、髪型を変えたり服を着たりしても、どこか自分にはしっくりこなかった当時の自分には、とても刺さる言葉でした。
それから少しずつ、自分のパーソナリティと向き合いながら、自分に合うものを探していきました。
そこから数年経って社会人になり、だいぶ丸くなって、「今まで避けてきたアイテムも素直に着てみよう」と思えるように。そんな時に出会ったこのワンピース。
実際に着てみると、「あれ、意外といけるかも?」と思えて、それがなんだかうれしくて。このワンピースは、片側を紐で結んで留めるデザインになっていて、前後どちらでも着用できます。
前から見るとシンプルで少しモードっぽいのに、後ろから見るとリボンが見えてガーリーな雰囲気。そのギャップが、個人的にはすごくときめくポイントです。
先ほど紹介したblurhmsのチノパンの上に着ることが多いのですが、ほどよくカジュアルさもあって、フェミニンになりすぎないところも気に入っています。
インナー次第でまだまだ着こなしの幅も広がりそうなので、その日の気分でいろいろ試していきたいなと思っています。こうして振り返ると、学生の頃に比べて、内面と洋服が無意識のうちに乖離しなくなってきたように思います。
日焼けや冷えが気になってしまって、実はこれまで「好きなのに、なかなか着られない服」でもありました。
でも、そんな自分も少しずつ変えていきたい。
今年は細かいことはひとまず気にせず、このワンピースをたくさん着て、いろんな場所へ出かけたいと思っています。
広島旅行
Yamauchi / Collect / Manager
先日初めて広島へ旅行に行ってきました。
尾道、瀬戸田、広島市内、宮島など色々なところを回ったのですが、本当にどこも素敵な場所でした。
風景や食べ物の美味しさはもちろんなのですが、何といっても人が良い。
みんな優しくて温かい気持ちになりました。
人の温かさって、何にも代えがたいものですよね。
また季節を変えて、ゆっくり訪れてみたいと思える場所でした。
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チープシック。
Hanes Japan Fit
皆さんは「チープシック(Cheap Chic)」という言葉をご存じでしょうか。
価格が手頃なものを、センスよく上品に取り入れるファッションやライフスタイルのことを指し、噛み砕いて言えば、「安いものを安く見せず、おしゃれに着こなすこと」です。チープシックといえば、あの黄色い表紙の名著を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
1975年に、アメリカの二人の女性ジャーナリストによって書かれた一冊です。
僕がこの本を初めて読んだのは、社会人1年目の頃。
その頃は、今思うと自分の「スタイル」というより、身に着ける「モノ」にばかり目が向いていた気がします。
旬のブランドを着たい。人気のアイテムが欲しい。そんなことばかり考えていた当時の自分には、この本の魅力を十分に理解することができませんでした。
それから数年が経った今、少しずつではありますが、「チープシック」というスタイルやマインドが、自分の中にも落とし込めるようになってきた気がしています。今の自分が思うのは、洋服や身の回りのものは、その人の魅力を引き立てるためのツールに過ぎないということです。
どれだけ高価で素敵なものを身に着けていても、その人らしさが感じられなければ、本当の意味で魅力的には映らない。
反対に、手頃な価格のアイテムでも、その人らしい着こなしや雰囲気があれば、何倍も魅力的に見えることがあります。そして、その「らしさ」は洋服だけで生まれるものではありません。
髪型や身だしなみ、立ち振る舞い、話し方。
そうした日々の積み重ねも含めて、その人らしいスタイルがつくられていくのだと思っています。
だからこそ、洋服だけでなく、自分自身も少しずつ磨いていきたい。
最近はそんなことを考えるようになりました。そんな考え方をするようになってから、自然と手に取る回数が増えたのが「Hanes® ジャパンフィット クルーネックTシャツ 5.3oz」です。
個人的には、今のところこれがインナーとして着るTシャツのベスト。
年間を通しても半分くらいは着ているんじゃないかと思うほど愛用しています。
この文章を書いている今も着ていますし、休みの明日もきっと着ています。(笑)何がそんなに良いのか。
一番は、自分の体型にすごく合っていること。
ネックのリブの太さや詰まり具合、ボディーの生地の薄さが、自分にはちょうどいいバランスです。
主にシャツのインナーとして着ることが多いのですが、イギリスやイタリアのドレスシャツをベースにした上品なシャツには、あえて少しラフなアメリカらしい雰囲気のこのTシャツを合わせるのが好きです。
相反するテイストだからこそ、お互いの良さが引き立って、ちょうどいいバランスになる気がしています。もちろん、ワークシャツとの相性は言うまでもありません。
特に気に入っているのはネックのリブ。インナーで着るなら、個人的には細めで少し緩いくらいが理想です。
経験上、リブが太くて首元が詰まったTシャツだと、首が太く見えてしまい、ガッシリとした印象になることが多くて。
その点、このTシャツは程よく力が抜けた雰囲気をつくってくれます。決して高価なアイテムではなく、毎日気兼ねなく着られる価格帯のベーシックな一枚。
シンプルだからこそ着る人のスタイルを邪魔せず、その人らしさを引き立ててくれる。
こういう何気ないベーシックな一枚を、自分らしく着続けることこそ、今の自分にとっての「チープシック」なのかもしれません。 -
夏のバッグ事情。
これからの暑い季節は、Tシャツ一枚やシャツをさらっと羽織って出かけることがほとんど。
そんな時に意外と困るのが、財布やスマートフォン、鍵といった最低限の荷物をどう持ち歩くかという問題です。アウターを着る季節であればポケットに収まる荷物も、夏になるとそうはいきません。
バッグを持つしかないのですが、しっかり出かける日ならまだしも、散歩や買い物、旅行先で街を歩くような少しアクティブな日には、大きなバッグを持つのが少し億劫に感じることもあります。そんな時に頼りになるのが、<patagonia>のUltralight Black Hole Mini Hip Pack。
言わずと知れた、ブランドを代表する定番バッグです。
私がこのバッグを購入したきっかけは旅行でした。
「旅先で気軽に持てるバッグが欲しいな」と探していた時、NEATのデザイナー・西野さんのInstagramでさまざまなブランドのヒップパックを使っている投稿を見かけて、「ヒップパックって便利そうだな」と興味を持ったのが始まりです。
ちょうど店頭でも取り扱いがあり、価格も手頃だったこともあって、「まずは使ってみよう」くらいの軽い気持ちで購入しました。結果は、大正解。
サイズ感、軽さ、丈夫さ、そして持ち歩きやすさ。
どれも絶妙で、使うたびに「よくできたバッグだな」と実感します。
価格以上の満足感があり、自分の中ではまさにコストパフォーマンスの高い名品です。購入当初は旅行用として考えていましたが、使い続けるうちに「これ、普段使いにもすごくいいな」と感じるようになりました。
気づけば、休日の外出や近所への買い物、ランニングなど、日常でも自然と手に取る機会が増えています。
特に便利さを実感するのが、スーパーへの買い物です。
カゴを持ちながら商品を手に取るので、両手はできるだけ空けておきたい。
このヒップパックなら、財布やスマートフォン、鍵はもちろん、コンパクトに畳めるエコバッグまでしっかり収納できます。
必要なものを身に着けたまま動けるので、買い物のストレスがぐっと減りました。ランニングの時の貴重品入れとしても優秀です。
ストラップの長さを調整すれば身体にしっかりフィットし、走っていても揺れが気になりません。
必要最低限だけを持って身軽に走れるので、とても重宝しています。そして、このバッグは機能面だけでなく、スタイリングのアクセントとしても優秀です。
シンプルなTシャツにパンツという装いでも、このヒップパックを合わせるだけで印象が少し変わる。
程よくアクティブな雰囲気が加わり、頑張りすぎていないラフな空気感を作ってくれるところも気に入っています。先日広島へ旅行に行った際も、ウールTシャツにウールのイージーパンツ、足元はサンダルというシンプルなスタイリングに、このヒップパックを合わせていました。
個人的にはこの組み合わせがとても気に入っていて、旅らしい軽快な気分をより高めてくれたように思います。こういう実用的で、汎用性のあるアイテムって、やっぱり魅力的ですよね。
旅行用として買ったつもりが、気づけば日常でも一番出番の多いバッグになっていました。
まだ使ったことがない方は、この夏ぜひ一度試してみてください。
自分が感じた便利さを、きっと実感してもらえると思います。

記事監修スタッフ:kodama
身長:158cm
2022年入社。大手セレクトショップで5年半、Collectで1年の販売員を経て、現在はJOURNAL制作を担当。カジュアルをベースに女性らしさや“今の気分”に合ったアイテムを柔軟に取り入れたスタイリングが持ち味。
プライベートでは一児の母。趣味は映画観賞で、見た映画の数は700本を超える。



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