kearny(カーニー)は、2013年にデザイナー熊谷富士喜氏が設立したアイウェアブランド。
カーニーのコンセプト
祐天寺で古着ショップも経営しているデザイナーの熊谷氏は、アメリカのヴィンテージ眼鏡やサングラスに魅了され、日本でも少なくなっている職人によるセルロイド眼鏡を作りたいという想いからブランドを立ち上げました。古着バイヤー時代に寝床としていた「サンフランシスコ・カーニー通り」にちなんだその名には“歴史と文化の交差”という意味を込められています。ファッションの目線で作られた眼鏡は、洋服にも合わせやすく、ふと手にしたくなるような魅力を備えています。
カーニーのプロダクト
素材・製法にこだわったオーセンティックなデザインで、フレームには現在では希少となったセルロイド、金属部にはチタンを使用して作られています。セルロイド製のパーツは量産に不向きなうえ加工に手間が掛かることから、現在では一般的にアセテート素材が使われており、眼鏡の一大産地、福井県鯖江市ですらセルロイドを加工できる工場は数件と言われています。ですが、衝撃に強くコシがあり、透明感のある美しい光沢、深みのある色、使い込むほど肌に馴染み熟成するという特徴もあり、カーニーではセルロイドを使い続けています。良い眼鏡を残し続け、各年代を彩ったデザインに敬意を払い、自身が眼で見たもの、手で触れたものをプロダクトに溶け込ませる一意専心な物作りを探求しています。