名品図鑑-Vol.5-
Photo:Yamauchi / Edit:Kodama
CollectとSavil、そしてCOLLECT STORE(オンライン)のスタッフが
それぞれの"名品"を語る連載記事『名品図鑑』。
私たちが長く使い続けているもの、愛してやまないものをご紹介していきます。
今回はCollectのお客様から愛される、20代スタッフの2名が登場。
お二人が大切にしている名品を語っていただきました。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです!
芯を持って
Yamauchi / Collect / Manager
店頭でお客さんと話していて、最近いいなと感じたのが「芯を持って話せる人」。
日常会話だと流してしまいそうなことや、相手に合わせてしまいそうな場面でも、しっかり根拠を持って自分の意見を伝えられる人は素敵だなと思いました。
こちらも「誠意を持って話してくれているんだな」と感じるし、自然とこちらも誠意を持って向き合おうという気持ちになります。
自分も話すときは、そういう姿勢を見習っていきたいなと思います。
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先輩の一言で出会った名品。
言わずと知れた名作、「VANS」の“オーセンティック”。
VANSの中でも最も歴史のあるモデルで、もともとはスケーターを中心に履かれてきた一足です。
自分にとっても、まさに“オーセンティック”な存在で、長く愛用しているアイテムです。
買うきっかけとなったのは、入社当初、ストアマネージャー・佐々木におすすめのスニーカーを聞いた際、このモデルを勧めてもらったこと。
VANSにもさまざまなラインがありますが、その中でも「アナハイムファクトリー」が良いと教えてもらいました。
アナハイムファクトリーとは、VANS創業当初のアナハイム工場で生産されていたモデルのディテールを再現したコレクションのこと。
正直なところ当時はピンと来ておらず、「おすすめなら間違いないだろう」と、その言葉を信じて購入したのを覚えています。その良さを実感したのは、実際に履き始めてからでした。
それまでローテクスニーカーには「すぐ疲れる」というイメージがあったのですが、「ローテクなのにこんなに履きやすいものがあるんだ!」と感じたのがまずひとつ。
キャンバス生地は通常モデルよりも厚く、ソールも少し黄味がかったヴィンテージのような雰囲気。愛せるポイントはいくつもありますが、自分的に一番ツボだったのはヒール部分のステッチです。
通常は2本ステッチですが、このモデルはあて布の上から4本のステッチで留められています。
デザイン面だけでなく、強度を高める役割も兼ねたこのディテールが、自分にとってはとても魅力的でした。
こういう実用的な仕様って、なんだかグッときますよね。そして、スタイリングしやすさも、このスニーカーを語るうえで欠かせないポイントです。
スケートカルチャーを感じられるようなスタイリングにはドンズバで合いますし、Collectで多いモダンできれいめなアイテムとも相性がよく、自然と幅広いスタイリングに馴染んでくれます。
自分は黒と白の2足を持っていますが、夏は色物を着ることが多いので、そのときは白の出番が多めです。
このスニーカーに出会ってからは、迷ったときにはこれ!という感じで履くことが多く、間違いなく一番履いている一足になりました。
そういうアイテムに出会わせてくれた先輩には感謝していますし、やっぱり信頼できる人のおすすめは間違いないなと実感しています。
これだけ気に入っているので、ストック用に買い溜めておきたかったのですが、アナハイムファクトリーは現在廃盤となり、入手も難しくなってしまいました。
こういう日常的に使える名品こそ、買えるうちに手に入れておくべきだなと改めて感じています。 -
好きなブランドの、頼れる日常着。
これまで「名品図鑑」で何度か紹介してきたブランド、ブラームス。
自分の日常に寄り添ってくれて、出会えてよかったブランドのひとつです。
この秋冬、いちばん穿いたのが、そのブラームスのパンツ。何を穿くか迷ったときは、とりあえずこれを選んでいました。スウェットって、どうしても寝間着っぽくなってしまったり、ラフすぎる印象があって、自分もあまり手を出せずにいました。
ですが、メーカーさんのLOOKやPOPEYEなどの雑誌、インスタなどを見ているうちに、スウェットパンツをうまく着こなしているスタイルに惹かれるように。
ラフだけどかっこいい、むしろそのラフさがいいと思えるようになったんです。「何かいいスウェットパンツないかな」と思っていたときに、「これだ!」となったのがこの一本でした。
どうせならと思い、上下セットアップで購入。
セットアップで着る機会はそこまで多くはないのですが、冬の温泉上がりにはこれが本当に大活躍でした。
お風呂上がりって、やっぱり肌に気持ちいいものを着たいですよね。そんなとき、まさしく商品名通りの“Hardに見えてSoftな着心地”がとても心地よかったです。スウェットパンツは、とにかく何にでも合わせやすいんです。
特に秋冬は、黒のロンTにアウターを羽織るのが自分の定番でした。
黒のロンTは、前回紹介したAURALEEのものを(笑)
アウターに関しては、無骨で男っぽい雰囲気のアイテムと特に相性がいいな、と着ていく中で感じました。
デニムのカバーオールやミリタリー系、レザージャケットと相性抜群です。
最近あまり着ていなかったアウターを引っ張り出して着るようになったのも、このパンツのおかげです。自転車通勤の自分にとっては、パンツを汚したくないという気持ちもあって、お気に入りのパンツを穿いて乗ることに少し抵抗がありました。
ですが、これに出会ってからは、とりあえずこのパンツで出勤して、お店で穿き替えたり、そのまま店頭に立ったりすることがほとんどに。
お気に入りなのに気を遣わず穿ける。それくらい気軽で、なおかつ気分も上がる。自分にとっては、まさに日常着として頼れる一本です。
出番が多いアイテムこそ、楽でいいものを。
また来年の秋冬も、きっとお世話になると思います。
夜ごはん
Makino / Collect / Store staff
この前スタッフと夜ごはんのメニューが何だったら嬉しいかという話をしたのですが、
私はグラタンだったときが一番気分が上がります♪
普段そこまで爆食いするタイプではないのですが、グラタンだと本当に無限に食べてしまうので、個人的には神の料理だと思ってます☆
みなさんの爆上がり夜ごはんもぜひ教えてほしいです!
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オールラウンダーな革靴。
MICHAEL / Paraboot
前回ご紹介したタビブーツを手に入れてから、足元は特に、長く使える“いいもの”を持っておきたいと思うようになりました。その流れで、以前から憧れていた別ブランドのジップブーツも購入。どちらも気分の上がる素晴らしい名品で、とても満足していました。
ただ、宮崎で日常生活を送る中で、もう少し気軽に履けて、楽で、合わせやすいレザーシューズも欲しい!と思うように。
何か新しいものが欲しいときに、これといった決め手がないときはいつも、ストアマネージャー・佐々木に相談するのですが、そこで勧められたのがパラブーツのミカエルでした。当初はその存在すら知らなかったのですが、「雨の日でも気にせず履けるし、10年は余裕で履けるよ」と言われて、それならめちゃコスパがいい!と納得。
それ以来インスタで調べているうちに、大好きなモデル・miuさんが履いている投稿を発見!そう、これがもうひとつの購入の決め手になりました。
miuさんは学生の頃から好きなモデルのひとりで、彼女なりのこだわりをスタイリングに詰め込んでいて、媚びない感じがすごくかっこいい。それでいて女性らしさや透明感も持ち合わせている。そんな独特の雰囲気がとても好きで、「こんな風に履きこなしたい」と一気に気持ちが高まりました。
その後、ライブで福岡に行ったタイミングで購入し、気づけば約1年。間違いなくこの1年で一番履いた靴です。
リスレザーと呼ばれる多量の油分を含んだカーフレザーを使用し、登山靴同様の製法で作られているので、撥水性と耐久性に非常に優れていて、先輩に「いつもそれ履いてるよね?(笑)」と言われるくらい、スニーカー感覚でガシガシ履いています。最初は、これまで持っていなかった雰囲気のアイテムだったので、自分の持っている服装に合うのか少し不安もありました。
でも実際に履いてみると、スラックスやチノパン、インディゴデニムなど手持ちのパンツにしっかり馴染んでくれて、さらに軽くて歩きやすい。
雨の日も、仕事の日も、旅行でも大活躍しています。自分の好みに合って、なおかつコスパもいい。そんなアイテムに出会えると本当に嬉しくなりますよね。
これからも一軍のレザーシューズを少しずつ増やしていきたいなと思っているので、コツコツ揃えながら、大事に長く愛用していきたいです。
みなさんのおすすめのレザーシューズも、ぜひ教えてください! -
思い出を着る。
古着のモヘアニット
私は大学で上京してからお洋服が好きになったのですが、当時出会った友達や先輩はみんなおしゃれで、いつも自分だけダサいなあと落ち込みながら、日々いろんな服を試し、系統がコロコロ変わっていました。
最近になって、ようやく自分のことを少し冷静に見られるようになったのか、学生の頃の写真を見返すと、服が似合っていなさすぎて直視できないくらいで(笑)。当時の服はほとんど手元に残っていないのですが、その中でもどうしても捨てられず、今でもたまに着ているニットがあります。それが、原宿の古着屋さんで購入したモヘアニットです。
当時、ある人の影響でスケーターブランドを着ていた時期があったのですが、それが自分には似合っていない気がして、もっとお姉さんっぽい格好がしたいなと思って、以前から気になっていたお店に初めて足を運びました。
そのお店には、90〜00年代の海外映画に出てくる女の子が着ていそうな(『17歳のカルテ』のリサみたいなイメージ)洋服が並んでいて、店員さんもまるで映画の中から出てきたような雰囲気の方で、当時の自分にはとても魅力的に映りました。
ただ、いざお店に入ってみると初めてのジャンルだったこともあり、どれが似合うのか、どう着ればいいのか全然わからなくて…。思い切って「似合いそうなものを教えてください」とお願いして、おすすめしてもらったニットとパンツを購入しました。
人生で初めて、派手な色物を購入したのがこのときだったのですが、このニットのきれいな色がすごくしっくりきて、それから冬のお気に入りになりました。帰省したときにも着ていたのですが、なんと実家で間違って洗濯機にかけられてしまい、だいぶ縮んでしまいました…。本当にショックで、元に戻す方法を片っ端から調べて試してみたものの、結局戻らず。サイズ感もすごく気に入っていたので、「もう着られないかも 涙」と諦めていました。
それでもどうしても手放せず、しまったままにしていたのですが、冬クローゼットを開けると「やっぱりかわいいな、着たいな」と思ってしまうんです。
袖が特に縮んでしまっているのでそこが気になりつつも、ボトムスでバランスを取りながら、気合いで着ています(笑)。なによりこの色合いが本当に好きで、着るとやっぱり気分が上がります。
学生の頃は、古着好きの友達の影響でいろんな古着屋さんを巡っていて、その時間が本当に楽しくて。このニットを着ると、そんな当時の記憶も一緒に思い出して、嬉しくなります☆憧れているジャンルに挑戦するときって、ワクワクすると同時に、緊張や不安もありますよね。
一時的に着なくなる時期があっても、自分が納得して選んだものは、また自然と手に取るタイミングが来るんだなと感じています。
この先、このニットも自分のペースで大事に着続けたいです♪

記事監修スタッフ:kodama
身長:158cm
2022年入社。大手セレクトショップで5年半、Collectで1年の販売員を経て、現在はJOURNAL制作を担当。カジュアルをベースに女性らしさや“今の気分”に合ったアイテムを柔軟に取り入れたスタイリングが持ち味。
プライベートでは一児の母。趣味は映画観賞で、見た映画の数は700本を超える。



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