ズームコレクト #3 中編 ~父から影響を受けたファッション観~ 販売スタッフ児玉が語る接客で伝えたいこと
こんにちは。
クスナミキ・ギャラリーの杉が聞き手となり、Collectの “人” や “想い” にフォーカスを当てた話をお届けする[ズームコレクト]
Collect で働くスタッフのインタビューシリーズ、第三弾目。
今回はまだ働き始めて9ヶ月でありながら、仲間から絶大な信頼を置かれている販売スタッフの児玉さんにお話を伺います。インタビューは全3回に分けてお届けします。(全3回の2回目/#3 後編へ)
お客様に満足してもらえたことを実感できるのがやりがい
接客をやっていて、やりがいを感じることってどんなところですか?
やりがいを感じるところは、やっぱり買っていただくってところもそうなんですけど、その先の関係性を築けた時。また来ていただけたり、名前を呼んでもらえるのもそうだし。
あと、売上目標を達成できた時。数字なので、ちょっといやらしいですけど、数字ってイコールお客様の満足だと思っているんです。達成できた時って、これだけお客様の満足を得られたんだ、喜んでいただけたんだっていう実感を持てるので、売上目標を達成できた時はやりがいを感じます。
なるほど。すごくステキな考え方ですね。
こちらも仕事をやっている中で、結果を出せるっていうのはモチベーションにも繋がりますし、楽しいですよね。
それがお店を継続させることにも必要なことだし、自分のモチベーションを維持するのにも必要なことですもんね。
もちろん目標を達成できなくて、どうしよう・・・みたいな時もあるんですけど、それは仕方ないので。次、頑張ろう!って切り替えをしっかりするようにしています。
こだわるポイントは、偏りすぎないこと
児玉さんは、どういうファッションが好きなんですか?
このファッションの系統が好きみたいに決まったものはあんまりなくて。私は飽き性なところがあるので、前はこういうのが好きだったけど、今はこっちが好きだとか、色々変わっちゃうんです。でも、ずっとブレずに好きなのは、アイビーやトラッドな感じ。 父がVANやブルックスブラザーズが好きで、小さい頃からそういうのをよく見てきたから、その影響なのかな。
だからといって、そういうファッションばかりしているわけではなく、色々なお洋服を着たいなと思っているんです。
その色々は、その日の気分で?
そうですね。基本的にはTシャツだったりスウェットだったり、そういうカジュアルなものが多いかも。それに女性らしいものや、メリハリがつくようなアイテムを取り入れるようにしています。
今日もそうですね。カジュアルと女性らしさがミックスされてる。女性らしいポイントを作るのが、児玉さんらしさでしょうか?
カジュアルに偏りすぎないとか、トレンドに偏りすぎないとか、偏りすぎないことが自分らしさなのかも。
トレンドのものって可愛いから買うこともあるんですけど、来年着るかというと、やっぱりときめかないし。服は長く着たいから、自分がずっと好きだろうなと思うものを着るようにしています。
そういった自分らしいファッションはどう見つけたんですか?
以前働いていたお店で、お客様が「それと同じものはどれですか?」って聞いていただくことがあって。そう言ってくださるってことは、似合っているからその服がよく見えるんだろうなと思って、接客の仕事の中で分かってきたのかもしれないです。
年齢によって似合うものが変わってくるじゃないですか。ファッションって難しいなと思うんです。
お客様からも「年を重ねてこういうの似合わなくなったのよ」という声をたくさん聞いていて、私も最近そう感じることがありましたね。
服が好きだと、着たい服が着れなくなっちゃうっていうのは悲しいですよね。
そうですね。前の職場に、販売をずっとやられている40代の大先輩がいたんですよ。その方は金髪のロングヘアーを後ろで結んで、いつも大きめのTシャツを太めのスラックスやチノパンにインして足元はスニーカー、その人のスタイルが確立されていたんです。私はそういうスタイルって20代の人がするものだと思っていたけど、好きなものを貫いていたらこんなに似合うんだって、めっちゃかっこいい!と思いました。
だから、年齢で似合わないと狭めるのはもったいないなって思うので、できるだけ狭めないようにしなきゃって心掛けています。年齢に左右されないアイテムを選んだり、着たい服を着るのが一番良いですよね。
確かに、貫いているとかっこいい。
ファッションが楽しいって興味を持ったきっかけは?
興味を持ったきっかけは、大学の時の友人がファッションが好きで、その人がこういうのが似合うんじゃないかって、今まで着たことがなかったものを色々と勧めてくれたんですよ。それが、新鮮で楽しい!って感じたのがきっかけだったかもしれないです。
なるほど、挑戦する楽しさに出会えたんですね。
そうですね。自分の意思で挑戦するのってすごく難しいじゃないですか。
こういう服もあるんだとか、こういうのも似合うんだとか、こういうお店はじめて来たけど、なんか楽しいとか。それで、周りの人に着てる服を褒められたことが嬉しくて。そういう体験が大きいかもしれませんね。
ファッションの情報、トレンドは何から収集していますか?
ありきたりですけど、インスタか雑誌です。インスタは、好きな系統のものはすごく見るんですけど、それ以外はあんまり見ていないことに気づいて、雑誌も見るようになりました。あと、街を歩いている人や他のお店に行って、トレンドを見たり。Collectはトレンドを中心に扱っているお店ではないので、それを知ろうとするなら、そういう方法ですね。自分の好きを掘り下げたい時は、Pinterestを使っています。
Pinterestは検索したものの関連を提案してくれるから、どんどん掘り下げていけますよね。インスタも好きを掘り下げる方ですね。何かおすすめのコンテンツはありますか?
『AWW MAGAZINE』っていうWEBマガジンの雰囲気がめちゃくちゃ好きでよく見ています。女の子がキュンとするファッションや身の回りの物などを紹介していて、すごく可愛いんですよ。
私は以前からPOPEYEが好きで、これはPOPEYEの女の子版みたいな印象で見ていますね。インスタに上がっている写真を見たり、コラムを読んだり、オリジナルグッズも可愛いんです。すぐソールドアウトになっちゃうくらい人気。
AWW MAGAZINE
https://awwmagazine.com/
へぇー!写真の雰囲気が良いですね。
雰囲気良いですよね。週に1、2回ぐらい、インスタのストーリーズにも上がるんですけど、その世界観も可愛くて、キュンとします。