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ズームコレクト #3 前編 ~苦手だった接客が好きになれたきっかけ~ 販売スタッフ児玉が語る接客で伝えたいこと

ズームコレクト #3 前編 ~苦手だった接客が好きになれたきっかけ~ 販売スタッフ児玉が語る接客で伝えたいこと

こんにちは。
クスナミキ・ギャラリーの杉が聞き手となり、Collectの “人” や “想い” にフォーカスを当てた話をお届けする[ズームコレクト]

Collect で働くスタッフのインタビューシリーズ、第三弾目。
今回はまだ働き始めて9ヶ月でありながら、仲間から絶大な信頼を置かれている販売スタッフの児玉さんにお話を伺います。インタビューは全3回に分けてお届けします。(全3回の1回目/#3 中編へ)

実は、接客されるのが苦手なんです

児玉さんのお話、楽しみにしていました。よろしくお願いします。

私で良いのかな(笑)よろしくお願いします。

児玉さんはCollectで働くようになってどれくらいですか?

今9ヶ月ぐらいです。

そうなんですね、以前から販売の仕事をされていたんですよね?

そうです、大手セレクトショップで5年半販売の仕事をしていました。
私がCollectの面接を受けた時は別の業務をするつもりでいたんですけど、社長からこれからレディース分野にも力を入れていきたいと伺って、それだったらこれまで培ってきた自分の力を活かせるんじゃないかと思いました。

じゃあ、お店の転換と児玉さんの転換のタイミングがちょうど良く重なったんですね。

そうなんです。前職ではレディースのフロアに立っていたので、メンズの接客をする機会は少なかったんです。Collectのお客様はほとんど男性なので、最初は少し戸惑いました。

レジで話すスタッフ児玉

そうでしたか、男性への接客と女性への接客って、違いますか?

言葉では言い表しにくいんですが、女性はビジュアルを見て「可愛い!」って一瞬の感覚で服を選ぶのに対して、男性は、ブランドの背景やストーリーにロマンを感じて選んでいる方が割と多い印象があって。佐々木さんや山内くんを見ていても、そういう入り方からお客様に興味を持ってもらう接客をしているんですよ。私は今まで女性の感覚的な見方に寄り添った接客をしてきたので、入り方が違うなとすごく感じました。

確かにそういう選び方の違いはありますよね。そのギャップはどう対処したんですか?

最初はお二人のような接客が出来なくて、「どうしよう、今までのノウハウが通用しない・・・」って、接客の難しさの壁にぶち当たってしまって。
なんとなく夫にそのことを話したら、「男性は女性の販売員さんに対して、女性としての意見を求めてると思うよ」って言われて、はっとしました。じゃあ、女性として出来る接客ってなんだろうって考えて、丁寧さや女性の視点でどう思うかとか、そういうところで、お二人とは違う接客をしていこうと思ったんです。お二人のようにならなきゃって勝手に思い込んでいたんですけど、そうじゃなくても新しい視点を持っている人がいてもいいのかな、とそっちに切り替えようと考えて。

レジで話すスタッフ児玉

自分の持ち味を活かすということですね。販売の仕事を選んだのはどうしてですか?

販売の仕事をする前に保険会社の事務の仕事をしていたんです。毎日同じ単純作業をパソコンに向かってしていて、それがどうしても合わなかったんですよ。1年半続けたんですけど、これをずっとやっていくのは無理だと思って辞めました。
それで、じゃあ何がしたいんだろうと考えてみると、大学の時にやっていた飲食店のアルバイトがすごく楽しかったなって思い出して。忙しいお店だったので、ずっと動いていて時間が過ぎるのがあっという間、そうやってバタバタ動いていたり、お客様と話したりすることが私は好きだなと気づいて、接客の仕事がしたいと思ったんです。
あと・・・私、接客の仕事をしているけど、実は接客されるのが苦手なんです。

え、そうなんですか?

はい、社会人になった頃から、好きなお店にすごく好きな店員さんがいて、その方の接客にめちゃくちゃ感動したんです。それで、お店に通っているうちに、こういう人の元で働きたいなって漠然と思っていたんですけど、保険会社を辞めた時に、ちょうどそのお店がスタッフ募集をしているのを見つけて、もう「ここしかない!」と思って受けました。

へえ、すごい!

佐々木さんや山内くんみたいに服好きが高じてアパレルの道に進んだというよりも、私は接客がしたいという気持ちから入ったような感じです。

レジで話すスタッフ児玉

児玉さんはタイミングがいつもバッチリ合っていますね。トントン拍子に進む時って、その人に向いてるって言いますもんね。

そうですね。ありがたいです。

買い物を楽しい時間にしよう

その感動した接客は、どんな接客だったんですか?

その店員さんは販売員とお客様という垣根がない方で、いつも気さくに「こんにちは〜」みたいな感じで話しかけてくれる。商品をどんどん紹介するっていうよりも、話していくうちにその人のことを知って、ちゃんとその人に合ったものを提案してくれるんです。販売員って、売らなきゃみたいな精神があると思うんですけど、その方はそれを全く感じさせない。

最初に感動したのは、初任給をもらって、そこのお店でその方からスニーカーを買った時です。レジの後「ちょっとお待ちください」って言われて店内で持っていたら、「初任給でこのお店で買ってくれて、ありがとうございました」って書かれたメッセージカードをくれたんですよ。
今までそんな接客をされたことがなかったので、ここまでする人がいるんだってびっくりしましたし、この人好きだな、この人の接客だったら苦手意識ないなと思いました。

レジに立つスタッフ児玉

わぁ、それは感動しますね!

売って終わりじゃなくて、ちゃんと関係を築いてくれようとしてるところがすごく魅力的だなと感じました。
その人の接客があったから、自分も接客をしたいって思ったし、接客されるのが苦手な人ってけっこういると思うので、そういう人をなくしたい。買い物って楽しいものだから、そういう思いをしないで楽しんでほしい。
そういう気持ちがありました。すごい大きいことを言うんですけど(笑)

女性への接客をするスタッフ児玉

良いですね。買い物の楽しさを伝えるのに、接客で心掛けていることはありますか?

そうですね、さっきもちょっと出たんですけど、販売員とお客様っていう垣根を作らないこと。
はじめに一瞬でも一緒に笑える時間があると、そこで緊張がどちらもほぐれると思うので、それができたらいいなと思っていて。買い物を楽しい時間にしよう、私がしてあげようっていうのを常に心に置いています。

あと、お客様には、こうだから似合いますよねっていう理由をしっかり話して、ちゃんと納得してから買ってもらうように心掛けています。ただ「似合うから、これ買った方がいいですよ」って言われて買ったものって家に帰ってから、「あれ、なんか違う・・・」みたいなことがあるから。

私も実は接客されるのが苦手で、お店に入った瞬間にガッてこられたりすると引いちゃったり・・・

なりますよね。自分がそう感じる人なので、自分だったらどうして欲しいだろう、どうやったら苦手と感じないんだろう、って考えながら接客しています。

レディースのディスプレイ

#3 中編へ続く

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