失敗しないエンダースキーマの財布の選び方 & 徹底レビュー
財布を購入する際に、オンラインや通販だと実物の確認もできず不安になります。
また、大切な人へのプレゼントなら、ちゃんと喜んでもらいたいものです。
この記事ではそういう不安を少しでも軽減するために『エンダースキーマの財布』について、徹底レビューをしていきます。
『Hender Scheme / エンダースキーマ』は、男女問わず、年齢も幅広く受け入れられている人気ブランド。
その中でも財布が特に人気を集めている理由は、お求めやすい価格帯、長く使えるクオリティ、そしてエンダースキーマらしいオリジナリティ溢れるデザイン。
デザインの種類も多いので、「新しく財布を新調したい」「彼氏へのクリスマスのプレゼントに」「小銭だけ別に収納したい」など、用途に合わせた選択肢も豊富です。
当店では2014年からエンダースキーマを取り扱っていて、これまでに400個を越える財布を販売してきました。
どれも人気だからこそ、選び方に迷う方も多いと思いますので、ぜひこの記事を参考にしてください。
失敗しないエンダースキーマの財布の選び方 – 種類別に商品レビュー
たくさんあるエンダースキーマの財布。それらを種類ごとにわかりやすくレビューしていきます。
1.『二つ折り』 – 容量と携帯性を併せ持つ
表面に白っぽく見えるのは丹念に塗りこまれた蝋(ブルーム)で、使い込むごとに溶けて美しい光沢が出てきます。他にも革の状態をキープしたり、水気を除く役割もありますので、取り除かないでそのまま使ってくださいね。
カラーバリエーション
カラーバリエーション
長財布「long zip purse」の二つ折り版ともいえるのがこちら。こちらも用いている革が長財布同様、イタリア産のバケッタレザーに変更されています。
カラーバリエーション
使い始めは厚みがあるように感じますが、こなれてくると薄くなりより使いやすくなってきます。同じコンセプトの「assemble coin case」もあります。
カラーバリエーション
イタリア・トスカーナ州サンタクローチェで創業し、70年近い歴史を持つタンナー、ロ・スティヴァーレのバケッタレザーを使用したミニウォレット。控えめな艶でシックな印象に仕上がっています。一見コンパクトな財布ですが、小さな工夫が施されており、ある程度の容量は確保されています。
L字に開く小銭入れが1室、蛇腹で広く開く中央のポケットには、複数のカードや四つ折りにしたお札などを入れられます。カードポケットは5箇所ですが、新品は少し窮屈で馴染むまで入れづらさを感じるかもしれません。
布と箱の専用ケース付き。
カラーバリエーション
定番の「square zip purse」に対して、こちらは横型でコンパクト。シボ感のある柔らかいベジタブルタンニンレザーを採用し「グレージング」という仕上げで上品な艶をだしています。
カラーバリエーション
後にご紹介する「seamless coin case」の二つ折りバージョンです。seamless=継ぎ目がないという名前の通り、表側には縫製が見えない構造になっています。摩擦で光沢を与えるグレージング加工をした牛革を使い、ステッチも見えない縫製なので、つるりとした質感が魅力のアイテムです。
カラーバリエーション
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財布をポケットに入れるのではなく鞄に入れたい派の方は、こちらからエンダースキーマのバッグ特集ページをどうぞ。
2.『三つ折り』 – 厚みが気にならない方へおすすめ
カラーバリエーション
シンプルな作りの三つ折りウォレット。小銭入れには「coin purse」と同じバネパーツを使用し、ワンタッチで開閉することができます。カードポケットは3箇所、お札入れは1室。シンプルながら十分な容量を確保しています。
カラーバリエーション
「コンパクトでありながら、収納力も高い財布が欲しい」、そんな欲張りな方へはうってつけのアイテムがこちら。デザイナーの柏崎氏が開発に何年も時間をかけた自信作です。
カードポケット6箇所、フリーポケット3箇所、お札も曲げずに入れられ、大きく開く小銭入れも便利。
カラーバリエーション
かぶせを開けると蛇腹のように開く、ユニークな形状の財布。蛇腹=bellows が商品名となっています。表面はきめ細やかで艶があり、内側やコバ部分は使い込むと飴色に変化していきます。真っ直ぐに揃った革の積層も美しい仕上がりとなっています。
カラーバリエーション
3.『小型財布』 – 人気急上昇のセカンドウォレット
「utility Lzip」と比較して、サイズ感は同等ながらやや厚みを加えることで、容量を増やしています。カードポケットは外側と内側に計5箇所。
カラーバリエーション
カラーバリエーション
名前のとおりのミニマルな財布。「wallet」と同じく、表面が白っぽく見えるのは蝋をたっぷり含ませているから。使いこんでいくと染み込んだ蝋が溶けて浮き上がり、美しい艶が出てきます。フラップ部分が小銭をこぼさず受けとめるので、小銭を探すときも安心感があります。
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携行性といえば、エンダースキーマの定番キーケース・キーホルダーについてもこちらで特集していますので、ぜひご一読を。
4.『コインケース』 – 根強い現金派へ、アクセサリケースにも
カラーバリエーション
イタリア・トスカーナ州サンタクローチェで創業し、70年近い歴史を持つタンナーのロ・スティヴァーレのバケッタレザーを使用したコインケース。1枚革を折り紙のようにして成形、素材の個性が引き立つシンプルなデザインを採用。
同社はタンニンなめしの革に実績と定評がある老舗で、ここで採用しているのもケブラチョやミモザといった植物から抽出したタンニンを使ってなめし、染料仕上げを施したスムースレザーです。100%天然由来の油脂をゆっくりと時間をかけて加えていくバケッタ製法により、内側までしっかりとオイルが染み込んだこの素材は、使用過程で深みのある色合いと美しい艶が生じます。
カラーバリエーション
上記二つ折り財布でご紹介した「seamless wallet」のコインケースです。手前に傾けるとコインが溜まるスペースがあるため、出し入れがスムーズな構造です。表にステッチが見えませんが、しっかりと耐久性を持ち合わせた製法でつくられています。
カラーバリエーション
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カラーバリエーション
前出の「snap purse big」の小型版。金属のパーツはマットな仕上げになっており渋く落ち着いた印象です。
カラーバリエーション
こちらは「ガラスレザー」という合成塗料などを使って光沢を出し、均一な表面に仕上げた素材を使っていて、革の割に水にも強いのが特徴です。カードは入りませんが、マチもある分、小銭はたっぷり入ります。
同じコンセプトの「assemble wallet」もあります。
カラーバリエーション
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前出の「coin purse L」よりひとまわり小さいMサイズ。こちらが最もベーシックなコインケースの大きさではないでしょうか。美しいクロコエンボスに合わせて、コバ部分は樹脂で丁寧にコーティング仕上げされています。
カラーバリエーション
前出の「coin purse L」「coin purse M」より小さくミニマムなSサイズ。バネパーツはワンタッチで開閉が可能なので、小銭もスマートに出し入れできそう。
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5.『カードケース』 – キャッシュレス時代の申し子
イタリアタンニン鞣しのカウレザーを使用し、形成で立体的に加工したカードケース。
銀面にスクラッチ加工を施しムラ感のある表情のこの革は、オイルが芯までしっかりと入っていて経年変化が早いのが特徴です。使用と共にスクラッチは段々と落ち着き馴染んでいき、艶と色みが深くなっていきます。
カラーバリエーション
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いわゆる「名刺入れ」ですね。ぱっと見、シンプルに見えますがエンダースキーマの手に掛かればコダワリのポイントが随所に散りばめられています。
例えば、マチのあるメインポケットは「W」字の蛇腹が設けてありとても開閉しやすい。名刺交換の時になかなか取り出せずにマゴついてしまうシーン、見たことありますよね。サブポケットの真ん中にはこれまた取り出しやすいように半円に切ってあります。
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6.『長財布』 – 大容量で女性に人気
エンダースキーマの中でもトップクラスの収納量を誇るのがこのロングウォレット。カードポケットは8箇所、お札は2室、小銭やレシートもたっぷり収納可能。特筆すべきは小銭入れで、財布の折りを活用して見やすくこぼれにくい作りになっています。
ロウを含ませた牛革を使っているので使い込むごとに艶が出て美しい色目になります。頑丈なカウレザーを使っていて、構成するパーツもそれほど多くはないので壊れにくいため、末長く愛用できますね。
布と箱の専用ケース付き。
カラーバリエーション
以前は国産のカーフを使用していましたが、マイナーチェンジによりイタリア・トスカーナ州サンタクローチェで創業し、70年近い歴史を持つタンナーのロ・スティヴァーレのバケッタレザーに変更されました。同じ作りの二つ折り版「square zip purse」もあります。
カラーバリエーション
使われている素材の基礎知識
ブランドの最大の特徴でもある革(レザー)。
一般的な雑貨やアクセサリーで使われる革には天然皮革と合成皮革(合皮・フェイクレザー)の大きく2種類あります。
天然は動物の皮を使用した素材、合皮は人工的に革に似せて作られた素材。
詳細はここでは省きますが、どちらが良い悪いでは無くそれぞれに特徴や良さがあり、エンダースキーマで使われているのは天然皮革です。
その天然皮革にもいくつかの種類がありますので、大まかにそれらを解説していきます。
カウレザー
生後2年以上が経過した雌牛を加工した革を「カウレザー」と言います。
そのカウレザーに蝋をたっぷりと含ませ、使っていく過程で生じる擦れや熱によって染み込んだ蝋が溶けて浮き上がり、美しい艶が生まれます。
使うほどに革自体も馴染み、より良い風合いへと変化しますので、その育てる過程も楽しむことができます。
特にエンダースキーマのnaturalカラーは経年とともに日焼けや手の脂などで、綺麗な飴色に変化します。
エナメルの経年変化
エンダースキーマのカウレザーを使った財布の種類に「エナメル(パテントレザー)」があります。これについてよく聞かれるのが「経年変化はしますか?」という質問です。
結論をお伝えすると経年変化します。
↓の画像は店頭で数か月陳列していたエナメル革の個体ですが、照明の紫外線により見事に日焼けしていますね。もし通販などで財布を購入する際には、事前にお店に状態を確認しましょう。
カーフレザー
「カーフ」とは生後6ヶ月以内の仔牛の革で、成牛の革より非常にキメが細かく、キズも少ないのが特徴です。
人間の赤ちゃんの皮を思い出すと分かるように肌触りも滑らかで柔らかいですよね。
エンダースキーマでは国産のカーフを使用しています。
国産のカーフレザーは流通量も少なく、国内の限られたカーフレザーは革靴用に流通することがほとんどなため、小物用として使用されることは非常に稀です。
さらにこの財布のnaturalカラーのようなヌメ革にしている財布など皆無に近いでしょう。
他にもいくつか違うレザーを使っている商品もありますが、大まかにはこの2種類です。
エンダースキーマで用いている革は天然の証として、色ムラや血筋、かさぶた、傷跡など1枚1枚異なります。
また、職人による手作業の工程で発生する細かなキズや擦れがあるものも「個体差」としてご理解ください。
ジップ・ファスナー
ジップにはYKKの最高位にあたる『エクセラ』を使用しており、ファスナーのエレメントひとつひとつが研磨されていて滑りも最高。
その研磨性はジップを指でなぞるとわかるのですが、パーツの角に指があたっても引っ掛かりや痛みを感じにくくなっています。
またその光沢が見た目にも高級感を溢れさせています。
プレゼントされて嬉しい専用ボックスと布袋
一部の商品には、エンダースキーマ特製のボックスと、布袋が付属しています。贈り物にとても喜ばれそうですよね。
またCOLLECT STOREでも無料でラッピングを承っておりますので、ご希望でしたらご注文の際にお申し付けください。
COLLECT STORE(通販)のご案内
・利用出来るお支払方法は以下の通りです。
クレジットカード決済 / 代金引換 / 銀行振込(ゆうちょ銀行) / 銀行ネット決済 / ATM決済(ペイジー) / コンビニ決済 / PayPay
・万が一サイズが合わなかった場合は会員様であればご返品や交換が可能です。
・¥11,000(税込)以上のお買い物は送料無料。詳しくはこちら。
・お買い物金額に応じたポイントをお付けいたします。
まとめ
エンダースキーマの財布の選び方、いかがでしたでしょうか?
ポイントは、
1.まずはアイテムごとの特徴を知る
2.次に目的をハッキリさせて種類を絞る
3.最後に好みに合わせて色や素材を選ぶ
この3ステップで選ぶと、失敗せずに納得のいく財布を選べますね。
最近の傾向でクレジットカードの普及や、「〇〇ペイ」が増えた影響でどんどんキャッシュレス化が進み、皆さんお財布が小型化しています。「カード類をまとめて収納しておく大きめの財布」 + 「よく普段使いするカード数枚や小銭などを気軽に持ち運べる小型財布」 の2個持ちをされる方も多いようです。
財布は長く頻繁に使う物ですから、ぜひ参考にしていただいて間違えないお財布選びをしてくださいね。
それでも悩んでしまう場合は、お問い合わせページから当店スタッフにお気軽にご相談ください。
また、エンダースキーマのもう一つの人気ジャンル「サンダル」についても特集しています。ぜひこちらもご覧ください。
それでは。
記事監修スタッフ:sasaki
サイズ:176cm / 60kg
2014年入社。COLLECT STORE担当。
某ハイブランドでの勤務経験もある、モード寄りのファッション通。
ただしストリートや古着な時期もあったらしく、洋服には一家言持っている。