これぞ職人技!Hender Scheme/エンダースキーマの靴の魅力とは…
東京の下町、浅草エリアにアトリエを構える『Hender Scheme / エンダースキーマ』。そのアイテムには、職人達の技術が凝縮されている。
財布やバッグ、ライフスタイルグッズが人気のエンダースキーマですが、デザイナー柏崎氏は元革靴職人。
卓越した靴づくりの技術もさることながら何よりそのセンスが他に類を見ず、オーセンティックなシューズからスニーカーをレザーで表現した意欲作まで、発明的なデザインが世界中から注目を集めています。
当店では2014年の取り扱い当初より長きにわたりたくさんのエンダースキーマの靴を販売してきました。
皆さん悩まれる靴のサイズ感についても言及していますので、ぜひこの記事を参考にしてください。
多種多様なエンダースキーマの靴
本格的なフォーマルシューズから、軽やかなスニーカータイプ、クラシカルなブーツタイプまで多種多様に展開するエンダースキーマの靴。
しかしどれを取ってもありきたりな靴はひとつとしてありません。それでは見ていきましょう。
『libido』 – レザーの編み上げが象徴的なスリッポン
ドレスシューズとしてフォーマルに合わせても、古着のパンツにカジュアルに合わせても不思議と馴染んでしまう「libido」。サイドのメッシュ部分から、さりげなくカラーソックスを覗かせるのも◎。オイルドレザーならではの艶を楽しんでいただけます。
『elephant』 – キルトの付いたユニークなデザイン
プロダクト名は、オブリーク気味のトゥと、厚みのあるヴィブラム製スポンジソールとの組み合わせによるボリューム感に由来するもの。
ペーパーバフをかけたロウ引きのカウヌバック製アッパーの野性味ある表情がその個性を引き立てます。甲に細長い短冊が特徴のキルトをあしらい、その付け根部分には細身のレザーベルトをオーバーラップさせ、固定しています。底付けはステッチダウン製法を採用。特定のリファレンスを持たない、絵を描きながら生まれたモデルです。
『foot cast///6 hole』 – 自分の足からシューズを成型する
エンダースキーマが三年の月日をかけてようやく完成させたシューズ「foot cast」。
レザーの持つ可塑性を活かして、「シューズを水に浸す・足を入れて成形する・乾かす」というプロセスによって、自分の足にジャストフィットするシューズをモデリングすることができます。
言葉よりもこの動画を見ていただければ。
foot cast – How to modeling – Youtube
『tim』 – リペアしながら長く愛用できるスニーカー
通気性の良いピッグレザーを使用し、さらに撥水加工も施している機能面抜群のレザースニーカーです。オールソールのリペアが可能なので経年変化も楽しみつつ長く愛用できるアイテムです。
カラーバリエーション
『duffle moccasins』 – ダッフルコートのトグルを落としこむ
極厚のメルトン生地にウッドトグルをあわせたダッフルモカシン。モカはレザーテープを手縫いで通し縫いを施しています。ソールはビブラム社の軽量かつ耐摩耗性に優れたソールを採用しています。
『derby #2146』 – レザーシューズとVibramソールの見事な融合
普遍的なレザーシューズのデザインをビブラム社製のソール#2146にアッセンブルした『derby #2146 / ダービー』
レザーシューズのバランスをできる限りキープしつつ、快適な歩行を実現させるべく制作。
ボリュームのあるソールにマッチするようにラインを整えているので、様々なシーンに合わせることができる万能なシューズとなっています。
サイドから見るとソールのボリュームが際立ち、上から見るとUチップのベーシックなデザインが美しいです。角度によって印象が変わるのも楽しいですね。
カラーバリエーション
『citizen trainer』 – ドレッシーな印象を持つトレイナーシューズ
ブランドとして初めてカップインソールを採用したフラットなトレイナーシューズ『citizen trainer / シチズントレーナー』
アッパーはインポートのスエードを採用し、柔らかさとメダリオンの通し抜きの意匠を両立させています。型はトレーナーシューズがベースですが、上質なスエードとメダリオンをもって文脈的に”軍モノ”という印象与えず、ドレスシューズのような雰囲気を醸し出しています。ミリタリーパンツはもちろん、スラックスにも合う一足です。
『front fastner』 – 着脱しやすいレザーシューズ
アッパーのレザーやラストの形状、ソールのバランスなど全体的にドレッシーな仕様で仕立てた靴。
クラシックな雰囲気と対照的なフロントファスナーのデザインをバランスよく両立できるよう、履き口の深さやその他のラインを構成しています。これによってクラシカルな雰囲気の中にも、カジュアルな見え方とファンクショナルな履きやすさ、どちらも成立しています。
『loafer #2146』 – 一足であらゆるシーンを網羅できる
普遍的なレザーシューズのデザインとビブラム社製のソール#2146を組み合わせた『loafer #2146』。
レザーシューズのバランスをできる限りキープしつつ、コンフォートな歩行を実現させるべく制作。ソールのボリュームとマッチするようにラインを整えているため、様々なTPOに合わせることができる万能なシューズです。
『tirolean #2146』 – 無骨な足元を演出
『loafer #2146』と同様に、ビブラム社性のソール#2146を組み合わせたアイテム。モカ部分(つま先のU字のところ)は手縫いで丁寧に縫製されています。
『side gore #2146』 – 秋冬の定番ブーツ
#2146シリーズのサイドゴアブーツ。程よい弾力と厚みのあるカウレザーを使用。甲の立ち上がり部分は、『レ』カットでクセをとりつつ、アッパーを縫い上げ、アッパークリッピングでクセをつけています。筒の部分がバランス良くパターンが決まっているため、履くとよりパターンの良さを認識してもらえると思います。
『Derrida』 – サッカーシューズから着想を得たフォルム
撥水加工を施したカウベロアを採用しており、楽に着脱ができるスリッポン型。凹凸のあるアッパーが目を惹くデザインで、足元のポイントになります。
ソールはエンダースキーマが独自に調合した、歩きやすさ抜群の半透明のガムソールを使用しています。『tim』と同様にソールの修理が可能。長く愛用できるアイテムです。
エンダースキーマの靴のサイズ感は?
サイズ選びの目安は、
サイズ3:25~25.5センチ
サイズ4:26~26.5センチ
サイズ5:27~27.5センチ
サイズ6:28~28.5センチ
となります。
参考までに、一般的なサイジングでオールスターの27cmを履いているスタッフは、基本的にエンダースキーマの靴ではサイズ5で少しゆとりがある感覚です。
ただし商品の木型や、履く人の足の形によってフィット感や、適性なサイズが異なります。選んだ靴の種類によってはワンサイズ程度は前後することもございます。
また革靴なので履き込むごとにソールが沈み、テンションのかかった箇所の皮は伸びます。
サイズ選びを間違えないためにも店頭でご試着いただくか、こちらのお問い合わせよりお気軽にご相談ください。
※ちなみにソールに打ち込まれた釘の数がサイズを表しています。
まとめ
エンダースキーマの靴のご紹介、いかがでしたでしょうか?
さすが靴職人がルーツの柏崎氏の本領を感じさせるアイテムがいっぱいです。
こうして眺めて見るとクラシックでフォーマルな革靴、というよりも「東京」や「ストリート」を感じますね。
またベーシックな靴でもよく見るとどこかに「らしさ」が潜ませてあるのが、エンダースキーマの靴の特徴だと思います。
購入にあたって、何かご不明な点があればお問い合わせよりお気軽にご相談ください。
エンダースキーマのシューズ関連では「サンダル」についても特集していますので、ぜひこちらもご覧ください。
それでは。

記事監修スタッフ:sasaki
サイズ:176cm / 60kg
2014年入社。COLLECT STORE担当。
某ハイブランドでの勤務経験もある、モード寄りのファッション通。
ただしストリートや古着な時期もあったらしく、洋服には一家言持っている。