『A.P.C. / アーペーセー』人気のミニ財布 種類別レビュー
創立から30年を迎えた今もなお、フレンチファッションを代表するブランドであり続ける『A.P.C. / アーペーセー』。
ロゴの効いたバッグやTシャツ、ジーンズなどは以前から定番のアイテムとして認知されていますが、いまコンパクトなお財布が特に人気を集めています。
この記事では、おすすめの財布を種類ごとに紹介し、失敗や後悔が無いお買い物ができるようサポートいたします。
ちなみに私たちCOLLECT STOREは、2010年より国内正規取扱店として、これまでに数多くのA.P.C.のアイテムを販売してきております。
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人気の理由
なぜ今、A.P.C.のコンパクト財布が人気を集めるのか。その理由に迫ります。
ブランドを表現したロゴ
表面には高級感のある箔押し、またはエンボス加工でロゴが入っています。ちなみにA.P.C.のロゴは「ヘルベチカ(Helvetica)」というフォント(書体)が使われています。ヘルベチカはフォントの王様とも言うべき存在で、世界の名だたる企業・ファッションブランドのロゴに用いられています。
またA.P.C.のブランド名は「Atelier de Production et de Creation(生産と創造の工房)」という言葉の単語の頭文字をとって名付けられています。そして下の「RUE MADAME PARIS」表記は、2007年に移転したパリ本店の場所「パリのマダム通り」を意味し、ブランドのアイデンティティを示しています。
シンプルで洗練されたロゴですが、そこにA.P.C.らしさや意味が込められ、憧れや共感を生み、その結果多くの人に愛されているのかもしれないですね。
高品質なレザー
A.P.C.の財布の多くはスペイン産のレザーが使われています。ヨーロッパの革製品といえばイタリアやフランス産のレザーがすぐに思い浮かびますが、実はスペインもそれらに勝るとも劣らない良質なレザー製品を生み出しており、「LOEWE(ロエベ)」や「カンペール」などはその代表的なブランドです。
またレザーの中でもキメが細かく手触りの滑らかなカーフスキンレザー(生後6ヶ月以内の子牛から取れた牛革)を使っていて、使い始めから柔らかく手に馴染む感覚の革質です。使い込むごとにツヤが増し、1~2年も経つと愛着を感じさせてくれる自分だけの逸品に育ちます。※「レザーの種類」もご覧ください。
こちらの写真はA.P.C.のスムースレザーの長財布を、当店スタッフが約2年ほど使った状態です。二つ折り型ではありませんがレザーの美しい経年変化が見て取れます。
高貴さを感じさせる光沢と、深みのあるブラックが、さながら「ピアノ」のような上品な雰囲気を感じさせます。
財布のコンパクト化
ITテクノロジーや仮想通貨の発展により、現金を持たずに決済ができる「キャッシュレス」の影響が財布選びにも影響を与え始めています。「現金やカードは最低限にして、ミニマルに持ち運びたい」というニーズが、コンパクト財布の人気を後押ししているようです。
ロゴ入りの布袋
A.P.C.の財布購入時には付いてくるロゴ入りの布袋。バッグインバッグとして小物入れに使ったりできる、何気に嬉しいおまけです。
レザーの種類
A.P.C.の財布に使われている革にはいくつかの種類があり、それぞれに特徴がありますので紹介していきます。
スムースレザー
その名の通り、表面がスムース(滑らか)なレザー。うっすらと光沢があり高級感を感じさせます。定期的に手入れをすると使い込むごとによりツヤが増し、新品の革製品には出せない良い「経年変化(アジ)」が出てくるのもこの革の特徴です。その分、傷が目立ちやすかったり、水気に弱いなど、日常の中で少し気を使う必要もあります。しっかり手入れをすれば寿命も10年以上持たせることができ、長く愛用できます。
エンボスレザー
革に凸凹模様をプレスして、立体感を出しているレザーです。平面ではないので傷や汚れが目立ちにくく、取扱いがしやすいのが特徴です。ただし経年変化はしにくく、革を育てる感覚はあまり感じられません。
グレインレザー
表面に凹凸やシワ感のある革を総称してグレインレザーと呼びます。人工的に凹凸を表現したエンボスレザーとは違い、グレインレザーは動物の表皮にあるシワをそのまま保持しています(フルグレインレザー)。定期的な手入れをすることで、経年変化も楽しめます。また、表皮の傷を取り除く加工を施し、色を付けたもの(トップグレインレザー)もあり、こちらは購入時の状態を長く保てます。
フェイクレザー
いわゆる合成皮革で、人工的に作られた革を用いています。雨などの水分に強いのが最大の特徴で、本革と比較すると値段も抑えめです。時間とともに劣化をしていくので3~5年程経つと、表面にヒビや劣化が見られるようになります。
メンズとレディースの違い
二つ折り財布は性別問わず持ちやすいので、もはや「ユニセックス」と言っても過言では無いのですが、実は簡単に見分けるポイントが存在します。
箔押しかエンボスか
レディースのモデルはゴールド、稀にシルバーの「箔押し」が施され、煌びやかなロゴが際立っています。一方、メンズは色は付いておらず、プレスによる凹み(エンボス加工)によってロゴが表現されています。
ジップの色
ロゴ同様、レディースはゴールドのジップです。一方でメンズはシルバーのジップです。
以上、メンズとレディースの違いをまとめました。
とはいえサイズや革には違いはありません。情報だけで「これはメンズだから、レディースだから」と選ぶより、「ハッキリ目立つロゴが好きだ」という男性は箔押しモデルを選ぶのがいちばん良いと思います。実際にそういうお客様も大勢いらっしゃいますよ。
A.P.C.人気のコンパクト財布 種類別レビュー
Lois コンパクトウォレット
ユニセックスで使用できる三つ折りの財布。独立したコインポケットが背面に付いているので、小銭が出し入れがしやすい構造。【サイズ:高さ 9cm / 幅 9.5cm / マチ 2cm】
バリエーション
スモールサイズ
London ニューウォレット
定番の二つ折りの形です。レザー違いで3種類のバリエーションがあります。それぞれのレザーの特徴はこちらをご覧ください。【サイズ:高さ 9.5cm / 幅 11cm】
バリエーション
Emmanuelle コンパクトウォレット
こちらも定番の二つ折り財布です。2つ目で紹介したLondonニューウォレットとは違い、ファスナーや留め具があります。大きさの違うカードを収納できるマルチファンクションポケットや、大容量のコインポケットが魅力です。【サイズ:高さ 9cm / 幅 12cm / マチ 3cm】
カラーバリエーション
Lise コインケース
L字型に開閉出来るコンパクトウォレット。化学薬品を使用しないで環境に優しい方法で鞣した革「ベジタブルタンニンレザー」を使用。やわらかく手になじむ感覚を味わえます。【サイズ:高さ 9cm / 幅 12cm / マチ 3cm】
カラーバリエーション
Demi-Lune ハーフムーン コンパクトウォレット
女性に人気のハーフムーン型コンパクトウォレット。小さなコインポケット+カード収納を左右に3つずつ装備。お札は折り畳むと収納できます。【サイズ:高さ 11cm / 幅 12cm / マチ 2cm】
カラーバリエーション
Demi-Lune ミニコンパクトウォレット
ファスナーを開けると1つの大きな収納ポケットになっています。小銭入れやカードケースなど、サブとして使うのがおすすめ。前述のハーフムーンコンパクトウォレットよりも小さめのサイズ感です。【サイズ:高さ 8.5cm / 幅 10cm / マチ 2cm】
カラーバリエーション
Demi-Lune ニューコインケース
薄くコンパクトなので、バッグや服のポケットに収納しやすい大きさ。表と裏にカードが収納できるので、よく使うICカードや会社のIDパスなどを入れても良さそう。【サイズ:高さ 8cm / 幅 11.5cm】
カラーバリエーション
まとめ
これまでに当店での実績が一番あるのは「Emmanuel コンパクトウォレット」ですね。やはり二つ折り財布の中でもしっかりお札やカードが入る収納力や、普遍的なデザインがその理由では無いでしょうか。
ただし「人気の理由」でも触れた通り、財布はどんどんコンパクト化していて、求められている機能や容量もずいぶん限られるようなりました。
メインの長財布とは別に、持ち運びしやすい「セカンドウォレット」として、最低限の紙幣、コイン、カードだけ入れておけば、日常生活で困ることはそう多くありません。
私も「長財布 + セカンドウォレット」併用スタイルですが、慣れてしまうと便利この上ないと感じています。
ぜひこの機会に新しいウォレットライフへ挑戦してみてはどうでしょうか。
購入にあたって、何かご不明な点があればお問い合わせページよりお気軽にご相談ください。
また、A.P.C.の中でも特に人気のあるジャンル「バッグ」については別でまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください。
それでは。
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記事監修スタッフ:sasaki
サイズ:176cm / 60kg
2014年入社。COLLECT STORE担当。
某ハイブランドでの勤務経験もある、モード寄りのファッション通。
ただしストリートや古着な時期もあったらしく、洋服には一家言持っている。