1957年に創設されたアメリカのアウトドアブランド「パタゴニア(Patagonia)」。
パタゴニアのヒストリー
1957年、創設者イヴォン・シュイナードはパタゴニアの前身となるロッククライミング用具の製造と販売を行う「シュイナード・イクイップメント」をアメリカ・ベンチュラで創業。1973年、衣料品部門のブランドを「パタゴニア」とし、現在のフリースの原型となる毛玉にならない両面起毛のシンチラ素材を開発。もともとカラーバリエーションが少なく、またダークトーンのものが多かったアウトドア製品でしたが、パタゴニアは鮮やかな色彩を使ったウェアで人気を博します。1996年以降はコットン素材にはすべてオーガニック・コットンを使用。2005年にはパタゴニア製の下着を回収して新品にリサイクルする活動を開始するなど、環境を配慮しリサイクル素材の活用を積極的に行う企業としても知られ、「私たちは、故郷である地球を救うためにビジネスを営む。」というミッションのもと、 機能性、修理可能性、耐久性に優れたアウトドアウェアとギアを手がけています。
パタゴニアのブランドとロゴ
『パタゴニア』という名前に「地図には載っていないような遠隔地」「氷河に覆われた山岳、ガウチョ、コンドルが飛び交う幻想的な風景」というイメージがあり、また各国語で発音がしやすいことで名付けられました。ロゴモチーフはアルゼンチン・パタゴニア地方にあるクライマーの聖地・フィッツロイ山群。白い縁取りの雪に、夕焼けに染まる空と、青い海をバックにそびえ立つフィッツロイがデザインされています。とても美しい稜線ですが、この山は針のように尖った岩峰や荒れる天候でも有名で「このパタゴニアの厳しい環境にも耐えうるギアを作る」という意味も込められています。