2019秋冬からスタートしたメキシカンパーカーブランドMexiPa(メキパ)。

メキパのプロダクト

デザイナーは現在のところ非公表で、日本のメキシカンパーカーをこよなく愛する集団によってシーズンごとに生地や素材を変え、コレクション展開されてます。本来、メキシカンパーカーは70年代のサーフカルチャーやドラッグカルチャーを象徴するアイテムであり、異端者やメインストリームを外れた人たちの中で普遍的な存在でしたが、そんなオルタナティブなアイテムを最高のクオリティと上質な素材によって、現代の普遍的な存在に昇華しています。無駄を削ぎ落としたミニマルなデザインにゆったりとしたサイズ感で、ショーツやビーチサンダルとの相性もちろんのこと、秋冬にはコートやシャツなどとレイヤードを組み合わせればユニークな雰囲気のスタイリングを表現できます。

メキシカンパーカーとは

1930年代、アメリカのサーファーたちが波を求めてメキシコとの国境近く「バハ・カリフォルニア」にたどり着き、現地の伝統生地を使った服「バハ・パーカー」をカリフォルニアに持ち帰ったことが発祥です。その後1960～70年代にかけてヒッピー文化の成長に呼応し、その時代を象徴するアイテムとして一般に浸透しました。本来は伝統的な柄モノの生地を用いたラフな作りが多いのですが、昨今のストリートシーンの隆盛に伴って、高品質で着心地の良い素材を作ったものが増えています。基本的にはプルオーバー仕様で胸元が大きく開いているのも特徴で、インナーとのレイヤードも活かした抜け感のあるスタイルに落とし込めます。