アルニスのフォレスティエールのイメージをベースに、ハンティングジャケットのディテールをプラスして、ヴィンテージ古着のカパードクロスがこんな風に見つかったら素晴らしいな! というイメージを形にしてみました。数年前にコルビジェ発注のフォレスティエールをリリースいたしましたが、今回のGUARDIANの方がサイズ・素材感的にヴィンテージアルニスに近い仕上がりです。
・テキスタイル
ウールには梳毛と紡毛があり、一般的にビジネススーツは梳毛、ハリスなどのツイードは紡毛です。紡毛は縮絨などで表情を作りやすいが、梳毛はそもそもが細い番手が多く なかなか中古・ヴィンテージニュアンスを製品に入れるのが難しい。そこで伝統的な19世紀のハンティングジャケットに見られるカパードクロス素材に見立て、縦糸をスーパ-140'Sの梳毛、緯糸にヘンプ麻を打って製品で洗うことで、ポールハーデン調な枯れた立体感のある生地作りに成功し完成した生地です。