ミドルゲージの7G編機で、1/12.5の糸を3本取りして編み立てたクルーネックニット。7Gの適正番手を遥かに超えた本数取りかつ、成型できる限界まで度詰めしています。そのため全面に配したケーブル編みが立体的に膨れ上がり、大迫力の生地感が特徴です。通常はこの肉感、度詰めだと、硬すぎて着用しづらいニットとなりますが、SUVIN GOLDのため柔らかさが残り、今までにない風合いに仕上がっています。無理のある糸×ゲージの組み合わせ (無茶ぶり) で冒険したOne&Onlyなフルリンキング仕様。
スビンコットンの中でも特に品質の良い1番摘み、2番摘みの綿花であるSUVIN GOLDのみを使用した糸を用いています。この柔らかなSUVIN GOLDをあえて強撚してハリコシを持たせ、さらにミドル〜ローゲージで編むためにコード糸にして、1/12.5の太番手にアレンジした別注糸です。本来のぬめりやしなやかさを感じつつも、強撚によるカリッとしたドライタッチのため、初夏でも心地良い糸に仕上げられています。
※一般的にスビンは綿の中でもトップクラスに繊維長が長く、繊度も細いので、細番手が流通。また独特のしなやかさが生きるように、適度な度目で編み柔らかなハイゲージニットに仕上げることが多い。その点では、今回は真逆の発想の糸づくりを行った。
※レギュラーでは2/100のSUVIN GOLDの糸を、強撚しさらにコードにして1/12.5へと太番手に変更。そのため糸の密度はかなり高まりずっしりと重量感のある糸に。SUVIN GOLDを凝縮した超贅沢な糸とも言えます。