英ロイヤルネイビーが1940〜1950年代に採用していた幻のプルオーバースモックダッフルを元に、比翼仕立ての前あき、本来はショート丈の所を長めにモディファイしたELLIS。歴史的なダッフルのディテールでありながら個性的な1着に仕上げています。
・テキスタイル
ジョシュアエリスに代表されるダッフルコートの代名詞素材、日本では本パイルと呼ばれる昔ならではのコート生地は、その技術を未だに継承する加工場は1軒になってしまいました。正統派加工を施したそのタッチは独特のヌメリ感があります。流通している英国製ダッフルはヘリンボン柄がくっきりしていますが、糸質が固くそこまでラグジュアリーなイメージではありません。我々AUBERGEオリジナル本パイルはスーパー140Sを使い古来の手法で仕上げた究極のコート地です。表に黒、裏にオリーブの糸で2重構造とし、綾の奥に色を感じる仕掛けとしました。是非、その感触を現行の英国製と比べてみてください。