1980年代から1990年代へかけて、エルメスやアルニスなどで しばしば見受けられたピーチスキン素材。シルクのようなタッチの起毛素材は、当時の高級インポートを語る上で不可欠な素材でした。実はこの生地は当時から日本製で、日本の割繊と呼ばれるポリエステルやナイロンを駆使しながら いかに強靭なシルクタッチを表現するか? から生まれた発明素材だったそうです。その当時の割繊技術を使って、フランス伝統のスクエアキルト素材に加工し、当時パリを席巻していたエルメスのキルティングJK風に仕上げています。腰ポケットにオーベルジュのサンダル BONAPARTEで使用しているトスカーナのベジタブルタンニンレザーを使用。刻印入りスナップボタンもアクセントに。